カテゴリー別アーカイブ: 未分類

M邸完成

しばらくぶりの投稿になります。

Aプロジェクトの竣工後に工事が始まった住宅です。

b6

玄関アプローチです。上部に見える壁から突き出たラインは屋根利用を暗示しています。

b1

玄関です。明るくさわやかな空間を目指しました。

b2

天井いっぱいの戸を開けると戸は壁と同化し、部屋通し(居間・水回り)の境界があいまいになります。

家事という労働が動線的にも、意識の上でもスムーズに行われるよう考慮しました。

共働きの夫婦にとって家事は大変なものですが、少しでもリラックスした状態で、気持ち良く行われる

ことを意識しました。

b4

リビングです。左手には一段上がった勉強コーナーが設えられています。

左手下部の黒いラインは引出しになっています。

b3

下屋部分に敷いたデッキです。ご主人の一番のこだわりです。外のリビングになりそうです。

今回もAプロジェクト同様、特別な材料を使うことよりも、職人の手仕事を意識した設計としました。

 

 

 

 

 

 

Aプロジェクト終盤

 

はじめに、今回の熊本地震において被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

R0015838

Aプロジェクトは終盤になってきました。

塗装工事が終わり、クロス工事が行われています。各業種のみなさんのていねいな仕事の積み重ねでここまで来れました。

クロスは今回非常に薄いものを指定しており、ていねいな下地処理が重要でした。

仕上げ材に新建材を使う際もこれまでの仕事をまるっきり覆い隠すのではなく、職人の手仕事があらわれることによって独特の質感になると考えた上での選択でした。

R0015845

窓枠、建具、塗装もすべてその職人のもつ個性があらわれていると思います。

121312

今回の現場では、地元には腕の良い職人さんがたくさんいると改めて感じました。

では明日もがんばります!

 

 

 

 

 

 

 

Aプロジェクト進行中

Aプロジェクト(自動車販売店)の工事が着々と進んでいます。

g1

工事も終盤に近付いてきており、毎日細かい部分のおさまり、仕上げ材の決定、設備位置の微調整、追加工事への対応などを行っています。

シンプルながらもスピード感のあるダイナミックな外観と、カフェのような内部を目指しています。

上の写真は外壁の一部です(全体は後日!)。仕上げはスパンドレル(ガルバリウム鋼板)の目地なしで幅の狭いものを使用し、じんわりとアールを描いています。

フリーハンドで描いた緩やかな曲線を在来木造工法により、90センチごとに細かく柱を配置し、構造は直線材のみで作っています。既存の工法、特殊でない材料を用い、いかに自由な感じを出すかが、設計時の目標でした。工務店の方々と議論を行いながら実現を目指しています。

 

 

 

 

 

新年あけましておめでとうございます

 

2016年が始まりました。

今年もさまざまな人との出会い、対話を大事にして、既成のことがらに捕らわれることなく柔軟に発想し、住む人たちや利用する人たちにフィットし、また、その場所にあるべき建築の姿を模索してまいりたいと思います。

R0014985

新築やリノベーション、インテリアデザイン、その他建築に関するご相談はお気軽にお問合せください。

当アトリエでは、ご相談された方に対し、ご相談以後に勧誘はおこなっておりません。当アトリエの設計の進め方や、費用、デザインの方向性などをご説明させていただき、納得したうえで、初回プレゼンに進んでいただきます。(プレゼンに関しては当アトリエホームページのworkflowを参照ください→ http://kano-atelier.com)

これまで設計をおこなってきて実感したことは、例えば住宅をつくるとすれば、工務店、ハウスメーカー、設計事務所のどこから入るかで出来上がるものは違い、また、一人一人のお施主様にあった入口があるということです。要望されることがらや、費用やスケジュールに対する考え方などから、それぞれのお施主様にあった家づくりがあると思います。設計事務所との家づくりに少しでもご興味がある方は是非お問い合わせください。

本年もよろしくお願いいたします。

 

 

現場と模型

今日は自動車販売店(以下Aプロジェクト)のコンクリート打設現場に行ってきました。R0014825

昨日、一昨日と雪が少し降りましたが、予報では今日から来週の中ごろまでは持ちそうです。

豪雪地帯としては本当に恵まれた環境で工事が進んでいます。

R0014836

アトリエには、これまで設計し実際に完成した建築の模型、未完成の模型、イメージを膨らませるためにつくられた模型が転がっています。

リアルな現場と非現実的な模型にはギャップがあります。現場と頭の中のイメージにはさらなるギャップがあります。

これらの溝を埋めるために現場では調整や対話が必要になります。

施主の思いに答えられる建築をつくるべく、できる限り現場に足を運んでいます。